「夏なのに水着を着る自信がない」
お笑い芸人 ピースの又吉さんがポロリ一言。
1年間で56kg→61kgに太ってしまったそうです。
美しくなる経済学
2013年6月24日放送の
NHK毎週火曜日放送のオイコノミア「美しくなる経済学」にて、
経済医学をダイエットに活かした
「オイコノミア式ダイエット」が紹介されていました。
提唱されていたのは、
大阪大学社会経済研究所 教授
大竹 文雄先生
経済学では余分な脂肪をつけるということは
「借金をしている」ことに似ていると考えられています。
カロリー摂取量の選択は、お金の使い方に似ているんです。
現在の利益と将来の不利益
を量りにかけているのと同じ。
現在の利益:今食べたい、今美味しい
将来の不利益:太る
なぜ太るのかというと、
現在の利益(今食べたい)>将来の不利益(太る)
となってしまうからなんです。
将来の利益が無くなっても今なにかをしたい人。
今を大事にしたい人は太りやすい。
実は・・・借金をする人に肥満が多い
借金がある人とない人を比べた場合、
借金がある人の方が肥満である確立が高いと言われていて、
特に男性は肥満率が高いのです。
オイコノミア式ダイエットのやり方
1.食事にお金と時間をかけるべし。
2.計画は短く刻んで立てるべし
3.重い服を着て体重計に乗るべし
1.食事にお金と時間をかけるべし。
食べることに時間をかけるというよりは、
準備に時間をかけるということ。
ダイエットするには時間費用をかけましょう。
食事の時間費用とは、
食事の準備や調理にかかる時間的コストのこと。
肥満率の増加の背景には、
食事の時間費用の低下があるとされています。
加工技術が発達したことで、
食事の準備に時間がかからなくなり、
手軽にたくさん食べるようになってしまったのです。
簡単に食べられない食材ばかりをおいておく。
2.計画は短く刻んで立てるべし
経済学の実験で
「3週間で3本の論文の間違いをチェックする」という実験
を、3つのグループに分けておこなったところ。
A 毎週1本ずつ仕上げて出す
B 自分で好きな締め切りを設定
C 3本まとめて3週間後
上記3つで
一番正確にできたのがAのグループ
1本あたりにかけた時間は
Aが84分
Bが69.9分
Cは50.8分
とくに3本まとめて出したCはミスも多かったのです。
ダイエットの目標も短いスパンで立てるのが◎
1週間ごとに500gずつ痩せる。など
夏までに3kg痩せる。などよりずっとイイ
3.重い服を着て体重計に乗るべし
ダイエットをはじめてまず厳しいのが、
なかなか最初に体重が落ちないこと。。。
そこで・・・
コーヒーショップのスタンプカードの実験で、
AとBどちらのスタンプカードの方がより早く貯めることができるか。
A.スタンプ10個貯めると、1杯無料
B.スタンプ12個貯めると1杯無料ですが、
渡す時点ですでに2つスタンプがおされているカード。
AとBどちらも10個貯めるのが同じですが、
スタンプを貯めるのにかかった日数は
Aが15.6日、Bが12.7日と、
Bの方が2割も早かったのです。
これはスタンプがすでに2つも押してあるということで、
ゴールが近づいていると幻想を与え、
目標を達成しやすくするのです。
ダイエットにこれを応用して
初日は服に複数重りを入れて体重をはかります。
次に測るときは1つ減らして測る。
という具合に少しずつへらして目標体重に
近づいているという錯覚をおこさせるのです。
実は何も変わってないのですが、
最初の1週間を成功させ、
スタートダッシュを測るのに効果的◎